稲村隼翔 写真:Getty Images

 スコティッシュ・プレミアシップのセルティックが、今2025年夏にJ1のアルビレックス新潟からDF稲村隼斗を獲得し、4年契約を締結した。

 その稲村は子どもの頃から、セルティックに2005年から2009年まで在籍し、現在はJ1横浜FCのコーチを務める中村俊輔(2022年引退)氏に憧れており、プレースタイルを真似していたようだ。

 中村氏が着用していた伝説的な背番号25を選択した稲村は、セルティック公式サイトのインタビューで「多くの日本人選手がこのクラブで結果を残してきた。世界的にも有名なビッグクラブに加入できて本当にワクワクしている。大きなチャンスだ」と意気込みを語った。

 さらに稲村は「現在所属する日本人選手も高いレベルでプレーしており、日本人選手への期待があるのはそのためだと思う。期待に応えられるよう全力を尽くしたい」とコメント。

 25番を選んだ理由については「選択肢の中で一番印象的だった。俊輔さんのキックを子どもの頃から真似しており、彼は自分の大好きな選手の一人だ」と明かした。

 セルティックは特にアンジェ・ポステコグルー監督時代(2021-2023)に日本市場からの選手獲得で成功を収めており、日本代表FW古橋亨梧(現バーミンガム・シティ)、FW前田大然、FW旗手怜央といった日本人選手が存在感を示してきた。

 しかし、セルティックで現在でも圧倒的な支持を得ているのは、中村氏なのは間違いないだろう。

 セルティックで今夏5人目の補強選手となった左利きの稲村はセンターバックで、昨2024年夏に新潟と契約を結んだばかりだったが、スコットランドへ移籍する形となった。