鈴木彩艶 写真:Getty Images

 プレミアリーグのウェストハム・ユナイテッドは、今2025年夏の移籍市場でGK補強を最重要課題に掲げているようだ。

 そんな中、UKメディア『EPL Index』は、ウェストハムはセリエAのパルマに所属する日本代表GK鈴木彩艶との交渉が大詰めまで進んでいると伝えた。

 欧州屈指の若手GKと評価されている鈴木はアメリカ生まれで身長191cmと体格にも恵まれている。鈴木は過去にはプレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドやリーズ・ユナイテッド、チェルシーなどの獲得候補との噂があった。

 同メディアは鈴木について、日本人とガーナ人のルーツを持っているが日本代表を選択しており、日本代表としても豊富な経験を持っていることや、ウエストハムが長年注目してきたアジア市場進出という商業的な観点からも価値が高い存在だと伝えている。

 現時点で個人条件や移籍金は合意に至っていないものの、同報道では「条件が整えば早期決着もあり得る」としており、鈴木がウエストハムに正GKとして迎えられるのか、もしくはGKアルフォンス・アレオラと競争を繰り広げるのかが今後の焦点となると伝えている。さらに移籍が実現すればチーム編成とマーケティングの両面で重要な意味を持つ補強になるだろうと指摘している。

 ウエストハムはグレアム・ポッター監督の下でチーム再建を進めており、ベテランGKウカシュ・ファビアンスキの契約満了による退団やアレオラも正GKとして信頼を確立できていない状況から、新たな守護神の確保が急務となっているようだ。