
ハンガリー1部フェレンツヴァーロシュTC所属のブラジル人FWマテウス・サウダーニャは、中東クラブへの移籍に迫っている模様。古巣であるジェフユナイテッド千葉へ連帯貢献金が支払われる可能性もあるという。
現在25歳のサウダーニャは、2021年にブラジル1部ECバイーアから千葉へ移籍。J2リーグ通算47試合の出場で4ゴールを挙げるも、スタメンでの出場機会が少なかったこともあり、2022年8月以降は中国1部・成都銭宝、アゼルバイジャン1部ネフチ・バクー、セルビア1部パルチザンへ期限付き移籍。2023年12月末に千葉からパルチザンへの完全移籍が正式決定し、2023/24シーズンのセルビア1部リーグで17ゴール4アシストと結果を残した。
パルチザンでの活躍ぶりを受けて、一時セビージャやフェネルバフチェなど欧州複数クラブからの関心が報じられたサウダーニャだが、2024年夏にフェレンツヴァーロシュTCへ完全移籍。2024/25シーズンのハンガリー1部リーグ戦22試合の出場で10ゴール、UEFAヨーロッパリーグ10試合の出場で1ゴールと、フェレンツヴァーロシュTCでも絶対的ストライカーとして活躍している。
そのサウダーニャの去就を巡っては、ハンガリーメディア『blikk』が7月5日に「フェレンツヴァーロシュTCは近日中にサウダーニャの退団を公式発表する予定」とリポート。これによると、同選手はサウジアラビア国内クラブへの移籍で口頭合意に達したとのこと。移籍金は500万ドル(約7億2,200万円)以上であり、フェレンツヴァーロシュTCは獲得時のおよそ2倍で売却する見込みだという。
ハンガリーからサウジアラビアへ移籍するとなれば、古巣の千葉には連帯貢献金が支払われる。ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、サウダーニャの移籍により、千葉は3万ドル(約430万円)を得るとのことだ。