マイケル・オルンガ 写真:Getty Images

 かつて柏レイソルに在籍していたケニア代表FWマイケル・オルンガは、2024/25シーズン限りでカタール1部アル・ドゥハイルSCを退団。Jリーグ移籍を望む声が上がっていたが、新天地は中東クラブになっている。

 オルンガの去就を巡っては、5月の時点で南アフリカ1部カイザー・チーフスFCなど複数クラブからの関心が報じられたほか、ケニア関連のサッカー事情に詳しいスポーツコンサルタントであるオレ・テヤ氏は、5月末に「Jリーグ復帰の可能性がある」として浦和レッズからの関心を伝えていた。

 また、中東メディア『alarab』は6月5日に「UAE1部アル・アラビSCはオルンガ獲得に向けての交渉が難航」と伝えるなど、中東や欧州からオファーが殺到している現状をリポート。Jリーグ復帰待望論が沸き起こるなか、欧州移籍の可能性も考えられた。

 しかし、UAEメディア『MAフットボール』は23日に「アル・アラビSCとオルンガは2年契約を結ぶことで合意」と報道。1年間の契約延長オプションが含まれている可能性があるとみられるなか、同クラブは7月5日になってケニア代表ストライカーの獲得を公式発表。既報通り、2年契約を結んだこともあわせて明らかにしている。

 現在31歳のオルンガは、2018年8月から2シーズン半にわたり柏に在籍。絶対的ストライカーとして、J1昇格に貢献したほか、2020シーズンにはJ1リーグ戦で28ゴールを挙げ、J1リーグ得点王とJリーグMVPのタイトルを獲得。2019年のJ2最終節で京都サンガから8ゴールを奪ったことは、Jリーグファンの記憶に新しい。