元読売ジャイアンツ投手で野球解説者の江川卓氏が3日、YouTubeチャンネル『江川卓のたかされ』に出演。解説が上手いと思う人物を明かした。

【動画】上手いと思う解説者は誰?

■江川氏独自の解説スタイル

今回は視聴者からの質問に答える企画を実施。「参考にしていた解説者は誰?」と問われると、江川氏は「ピッチャーのときもそうだったんですけど。先輩を全部参考にさせていただいてるんですけど、誰かと同じようにやりたいと思ったことはない」と話す。

理由は「独自のものを作っていかないとダメだといつも思ってる」からだそう。そこで江川氏が考えたのが“外れる解説者”。結果を予想して解説するスタイルで「そうすると外れることが多い。けど、誰も当時は誰もやってなかったので始めた」と述べた。

■特徴のある声「得だと思います」

続いて「上手いと思う解説者は誰?」との質問には、「1人挙げるとすれば掛布(雅之)ですかね」と回答する。

掛布氏といえば、“しゃがれ声”が特徴で、「しゃがれ声だから、喋ってるのを聞いたら掛布だなって分かる。それは得だと思います」と江川氏は語る。

■嘘だけど「面白い」

うまいと思う部分は「作り話を作るところ」。かつて掛布氏は打球角度を上げる方法について「ボールの下にバットを入れてあげる」とし、ナイターゲームなら“ボールの上が白くて下が黒く見える”ため、黒い部分を叩けと伝えていたそう。

しかし「それ嘘ですからね。そんな瞬間の色、見えるわけない。嘘ですから」と江川氏。「けど、それは比喩だから面白いし、分かりやすいじゃないですか。嘘ですけど面白い。そういうのは好き」と笑った。

■上手いと思う解説者は誰?

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(文/Sirabee 編集部・荒井どんぐり