
プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーはJ1の川崎フロンターレから日本代表DF高井幸大の獲得が目前とされているが、他の日本代表選手にも関心を寄せているようだ。
UKメディア『Football Insider』を通じて、移籍市場に精通したピート・オルーク記者が報じた情報によると、トッテナムは昨2024/25シーズン、スコティッシュ・プレミアシップのセルティックで大活躍した日本代表FW前田大然の獲得に関心を示しているクラブの一つであるとのことだ。
セルティックは前田を手放すことには消極的だが、2500万ポンド(約49億円)を超えるオファーが提示されれば、売却を検討する可能性があるという。
オルーク記者は前田について「セルティックは彼へのオファーを受け入れる準備ができているとは思わない。彼は衝撃的な活躍を見せている」と同メディアの7月5日の記事内で述べた。
さらに「前田はセルティックにとって非常に重要な選手だ。ブレンダン・ロジャーズ監督は彼を中心にチームを構築しようとしており、彼を失うことは考えていない」と分析した。
前田は2022年1月にJ1の横浜F・マリノスからセルティックに加入。当初はローン契約だったが、同年夏に完全移籍となった。2025年冬の日本代表FW古橋亨梧のセルティックからリーグ・アンのスタッド・レンヌ移籍後、前田はロジャーズ監督の下でセルティックの主力選手となり、リーグ戦で16ゴールを記録した。全コンペティションでは51試合に出場し、33ゴール12アシストの合計45ゴールに貢献した。
前田は左サイドでのプレーを好むが、攻撃陣のどこでも起用できる万能性を持つ。トッテナムはFWソン・フンミンの去就が不透明な状況で、前田の獲得はチームにとって価値ある補強となるのは間違いないだろう