
元U19日本代表MF永田滉太朗は、ポルトガル2部UDオリヴェイレンセを期限付き移籍満了により退団する模様。横浜FCからポルトガル1部の強豪FCポルトへ移籍する見込みだという。
現在20歳の永田は、2023年8月に横浜FCとプロ契約を結ぶと同時にオリヴェイレンセへ期限付き移籍。海外挑戦1年目はポルトガル2部リーグ戦で4試合の出場に終わったが、2024/25シーズンはリーグ戦25試合の出場で3ゴールを挙げていた。
ポルトガル『zerozero』は4日に「ポルトが永田の獲得を決めた。まずはBチームへ合流する見込み」とリポート。「身長160cmと小柄ながらも、ボールさばきの巧みさとインテンシティの高さで際立っていた」と、オリヴェイレンセ在籍時のパフォーマンスを評価したほか、「アンドレ・ビラス・ボアス会長とオリヴェイレンセを経営する日本人グループの間で合意に至った」と綴っている。
ポルトはポルトガル1部リーグを30度、国内カップ戦を19度制した強豪であり、元日本代表MF中島翔哉(現浦和レッズ)の古巣。一時、ポルティモネンセとの選手取引が相次いで行われたことで話題を呼んだ。2024/25シーズンのポルトガル1部リーグは、MF守田英正擁する首位スポルティングCPから勝ち点11差の3位で終了。2024年5月から元指揮官のボアス氏が会長を務めている。
なお、横浜FCのマルチクラブオーナーシップ(MCO)提携クラブであるUDオリヴェイレンセは、2025年6月までFIFA(国際サッカー連盟)から補強禁止処分を科されていたが、7月3日までに解除。この補強禁止処分も、永田の去就に影響を及ぼしたかもしれない。