アンデルソン・ロペス 写真:Getty Images

 横浜F・マリノス所属のブラジル人FWアンデルソン・ロペスは、シンガポール1部ライオン・シティ・セーラーズFCへ移籍する模様。7月5日に行われる明治安田J1リーグ第23節の横浜FC戦がラストマッチになる見込みだという。

 横浜FM退団の可能性を巡っては、ブラジル『umdois』が6月21日、セーラーズFCが横浜FMで受け取っている額の2倍である年俸を用意してオファーを提示したと報道。Jリーグの情報を専門に扱う海外メディア『japaofc』は、「横浜FMはすでに3度セーラーズからのオファーを却下」「交渉は難航」などと、移籍交渉が破談に終わる可能性を伝えていた。

 また、選手本人は自身の去就について、「今はただマリノスをこの厳しい状況から脱却させることに集中している。マリノスはこれまで最下位になったことも、残留争いに巻き込まれたことも一度もない。オファーについては代理人に任せている」とコメントしていた。

 しかし、『japaofc』は4日になって「アンデルソン・ロペスが横浜FMを退団する。セーラーズからのオファーを受け入れることを決断した」とリポート。横浜FC戦を最後に、チームを離れることがほぼ確実だと伝えている。

 2023シーズンから2年つづけてJ1リーグ得点王のタイトルを獲得し、2024シーズン終了後に横浜FMと2027年までの3年契約を結んだロペスだが、2025シーズンはここまでわずか1ゴール。スティーブ・ホランド元監督やパトリック・キスノーボ前監督の戦術で、持ち前の決定力が活きていなかった。現行契約が2年以上残っているだけに、セーラーズから横浜FMに支払われる移籍金額が気になるところだ。