ブラッドリー・バルコラ 写真:Getty Images

 アーセナルが新シーズンに向けたスカッド強化のため、積極的に移籍市場を探索している。クラブのミケル・アルテタ監督はプレミアリーグのタイトル獲得を目指しており、フロントは必要な補強を提供する体制を整えている。

 UKメディア『フットボール・インサイダー』によると、アーセナルが注視している選手として浮上しているのが、昨2024/25シーズンのリーグ・アンとUEFAチャンピオンズリーグ王者パリ・サンジェルマン(PSG)所属のフランス代表FWブラッドリー・バルコラとのことだ。

 PSGは現在バルコラを移籍リストに載せる予定はないと伝えられているが、そのような状況下でもアーセナルは関心を維持し続けており、この若いフォワードをノースロンドンへの移籍を検討するよう説得できると確信しているとのことだ。

 アーセナルの戦略の核心は、バルコラに対してPSGで現在得られているよりも多くの出場機会を提供することにある。PSGは選手層が厚くポジション争いが激化している。そんな状況の中で、アーセナルは同選手が競争力の高いプレミアリーグでより定期的な出場機会を得られるなら移籍に前向きになる可能性があると考えているようだ。

 アーセナルはバルコラを多彩な技術を持つと同時に知的なアタッカーとして評価しており、ゴールとアシストの両方で能力を発揮できる選手と考えている。

 アーセナルはバルコラをスカッドに加えることで、攻撃陣の厚みを増し、国内外の激しいシーズンへ向けて準備を整えたいようだ。アーセナルが同選手の成長へ明確な道筋を示すことができれば、今2025年夏の移籍市場で動きがあるのかもしれない。