連日のように猛烈な暑さが続くなか、帰宅してエアコンをつけても、部屋がなかなか涼しくならない…という経験をした人も多いはず。

じつは、エアコンのスイッチを入れる前にやっておくと、部屋を素早く冷やせ、節電にもなるテクニックが。約3割の人が実践しているその方法とは。

■「すぐエアコン」はNG

外出から帰宅し、熱のこもった部屋に入ると、すぐにエアコンのスイッチを入れたくなるが、じつはこれは「NG行動」。

熱気がこもっていると、エアコンは設定温度まで室温を下げるために強風運転になり、電気代もかさんでしまう。

■冷房効果が高まるのは…

そこで、いきなりエアコンをつけずに、一度窓を開けて換気し、熱気を外へと逃がす。こうすることで室温とエアコンの設定温度の差が小さくなり、最初の強風運転が減ることで節電にもつながる。

エアコン大手のダイキンも、公式サイトで「帰宅後の冷房は、エアコンをつける前に窓開け換気を行い室内にこもった熱を外に出しておくと、冷房効果が高まります」としている。

■約3割が実践

そこで、Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女653名を対象に「夏場、外から帰ってきたときなどエアコンをつける前に換気していますか?」との質問で調査を実施したところ、「換気してからつける」と答えた人は27.9%だった。

エアコン換気に関する調査
(画像=『Sirabee』より引用)

事前の換気はなかなか気づきにくいポイントだが、全体の約3割の人が実践していたようだ。

■効率的な換気方法

なお、ダイキンでは効率的な換気方法として、窓を1ヶ所だけでなく、2ヶ所開けることを推奨。とくに2つの窓が対角線上にあると、より効率がよくなるとのこと。また、空気が入る側の窓は小さめに、空気が出る側の窓は大きめに開けるとよい。

窓が1つしかない部屋は、扇風機などを窓の外に向けて設置し、部屋の空気を逃がすようにすると効果的。

窓がない部屋は、ドアを開けて扇風機などを置いて部屋の外へ空気が流れるようにする。その際、浴室やトイレなどの換気扇を動かしておくと、効率的に空気を外へ出せるという。

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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ 調査期間:2024年6月6日~2024年6月11日

調査対象:全国10代~60代の男女653名