
元U20日本代表FW坂本一彩は、2025年1月にガンバ大阪からベルギー1部KVCウェステルローへ期限付き移籍すると、2024/25シーズン終了後に完全移籍へ移行。海外挑戦1年目の経験をもとに、ベルギーのサッカーの特徴や自分自身の改善点について語っている。
ウェルステローの公式YouTubeチャンネルでは、7月3日に坂本へのインタビュー動画が公開。同クラブへの完全移籍が決まったことについて、「完全移籍という形で加わることができてすごく嬉しいし、チームメイトに温かく受け入れてもらったので、すごく感謝している」とコメントすると、日本とベルギーのサッカーの違いについてこう述べた。
「プレー強度やプレースピードも違うが、選手個々の能力が日本とは全然違うなとすごく感じている。能力プラスフィジカルという部分は、まだ足りないと感じている。フィジカルの面でセカンドボールを回収する際のコンタクトが通用していない部分。そこをもっと伸ばしたい」
海外挑戦から半年しか経っていないというだけに、「今が英語が喋れなくて不自由な面も多々あるが、英語に慣れるためにチームメイトとクラブ以外で別に行って食事することをした。今は毎日英語の勉強に励んでいるところ」と、言語面で適応しきれていない坂本だが、2024/25シーズンのベルギー1部リーグ戦で6ゴール2アシストを挙げるなど、すでに新天地で必要不可欠な戦力となっている。
そんな坂本は、「毎試合チームに貢献するという思いもあるし、個人としては2桁ゴールをとるということを毎シーズンの目標に掲げているので、それを達成できるように今年も頑張りたい」と、新シーズンに向けての意気込みも語った。
なお、ウェルステローは完全移籍移行に伴い、同選手と新たに3年契約を結んでいる。2025/26シーズンの成績次第では、欧州5大リーグへのステップアップ移籍も期待できそうだ。