冨安健洋 写真:Getty Images

 長期離脱が続くプレミアリーグのアーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋の将来に新たな展開が生まれている。アーセナルは2026年まで契約を結ぶ冨安との関係について、重要な決断を迫られている状況のようだ。

 アーセナルの情報に特化したSNS『HandofArsenal』によれば、クラブは冨安と退団の方向で協議しているといい、現時点では契約解除に向けて話し合いが進んでいるという。この動きと同時に、サウジアラビアのクラブが冨安の代理人と接触したと伝えており、中東への移籍が現実味を帯びているのかもしれない。

 この状況を受けて、アーセナルのサポーターからは複雑な反応が同SNSに寄せられている。「サウジからの接触は大きな意味を持つ」との声がある一方で、「なぜ移籍金を得るための売却ではなく合意解約なのか」という疑問も散見された。

 また、クラブのミケル・アルテタ監督との関係性についても憶測が飛び交っており、「純粋に怪我が原因なのか、それ以外に理由があるのか」といった声も。

 クラブの今回の対応については、サポーターから疑問の声も上がっている。過去にMFモハメド・エルネニー(アル・ジャジーラ)やMFサンティ・カソルラ(レアル・オビエド)が長期離脱した際にはクラブが辛抱強く支え続けた経緯があり、「同じように冨安も支えるべきではないか」との意見も見られた。

 冨安の能力については、多くのサポーターが高く評価しており、「もし怪我がなければ、世界最高クラスのディフェンダーの一人になっていた」との声もある。

 来2026年にはFIFAワールドカップが控えており、日本代表としての活動も考慮すると、冨安の復帰時期と去就は注目される重要な局面を迎えているのは間違いない。

 温暖な気候のサウジアラビアへの移籍が実現すれば、早期回復し、プレー機会の確保と代表復帰への道筋が見えてくる可能性があるのかもしれない。