小林友希 写真:Getty Images

 スイス1部グラスホッパーを退団した日本代表DF瀬古歩夢は、ポーランド1部ヤギエロニア・ビャウィストクへの移籍を拒否する見込み。かつてヴィッセル神戸、横浜FC、町田ゼルビアでプレーしていたDF小林友希が、ポルトガル2部ポルティモネンセからビャウィストクへ完全移籍している。

 ポーランド『weszlo』は3日、ビャウィストクが瀬古の獲得に失敗した可能性を報道。「瀬古が獲得リスト入り」と伝えていたが、選手サイドの意向について「スイスより強いリーグへのステップアップ移籍を望んでいる」などと、ポーランド国内クラブからのオファーを拒否した可能性を報じていた。

 すると、ビャウィストクは3日にポルティモネンセから小林を完全移籍により獲得。クラブの発表によると、同選手とは3年契約を結んだが、契約には1年間の契約延長オプションが盛り込まれたという。

 現在24歳の小林は、神戸の下部組織出身。2022年11月に神戸からセルティックへ完全移籍したが、2023/24シーズンのスコットランド1部リーグ戦で出番なしと出場機会に恵まれず、2024年8月にポルティモネンセへ完全移籍。2024/25シーズンはポルトガル2部リーグ戦25試合の出場でゴール・アシストはなかった。

 なお、『weszlo』は瀬古の去就について「彼は欧州5大リーグ、あるいはMLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)に落ち着くことになるだろう」とリポート。2025年2月以降、海外の複数メディアはミネソタ・ユナイテッド、ブンデスリーガ、リーグアン所属クラブからの関心を報じている。ビャウィストクが小林を獲得したことを踏まえると、ステップダウンとも言える瀬古のポーランド移籍は消滅したとみられる。