
サガン鳥栖からFC東京へ期限付き移籍中のブラジル人FWマルセロ・ヒアンには、クロアチア1部ディナモ・ザグレブからの関心が報じられているが、ここに来て中東移籍の可能性が浮上。同選手の代理人は移籍に向けて動いているという。
ヒアンの去就を巡っては、クロアチアメディア『germanijak』や『sportske』が6月10日以降、同国1部ディナモ・ザグレブ移籍の可能性を報道。当初、鳥栖は1000万ユーロ(約16億6,000万円)以上の移籍金を要求していたが、6月下旬に要求額を大幅に引き下げたとみられる。
一方で、Jリーグの移籍市場に精通しているジャーナリストのダニーロ氏は7月4日に「ヒアンにFC東京退団の可能性がある」とリポート。「UAE国内の2,3クラブから問い合わせがあり、近日中にオファーを提示する可能性がある」と伝えているだけに、2025シーズン途中で日本を離れる可能性は十分考えられる。
現在23歳のヒアンは、ブラジル1部ECバイーア、横浜FCを経て、2024年に鳥栖へ移籍。加入1年目にJ1リーグ戦で14ゴール2アシストと結果を残したが、鳥栖のJ2降格もあり、同シーズン終了後にFC東京へ期限付き移籍。2025シーズンはここまでJ1リーグ18試合の出場で6ゴール3アシストを挙げている。
なお、UAE1部リーグではパリ五輪U23日本代表DF内野貴史(アル・ワスルFC)がプレー。元柏レイソル所属選手のケニア代表FWマイケル・オルンガは、2024/25シーズン限りでカタール1部アル・ドゥハイルSCを退団した後、UAE1部アル・アラビSCと2年契約締結で合意に達したとみられる。
鳥栖が中東方面からの高額オファーに応じる可能性も考えられるだけに、ヒアンはオルンガや内野とチームメイトになる、もしくは対戦相手としてピッチに立つかもしれない。