
オーストラリア1部リーグでは、多くの日本人選手が活躍。DF酒井宏樹がオークランドFCのリーグ優勝に貢献したほか、MF水沼宏太がニューカッスル・ジェッツFCで契約延長を勝ち取るなど実績を積み重ねているが、同国1部所属クラブがJリーガーの獲得を狙っているという。
国際サッカー連盟(FIFA)公認の代理人である岡田和貴氏は、7月3日にXを更新。「オーストラリア一部・Aリーグのビッグクラブ監督より、DM(守備的MF)のリクエストが届いています」と自身の手元にあるオファーの内容を明かしたが、対象のポジション・年齢について以下のように記載している。
「J1、J2で現在プレー中の選手、J2レベル以上で実力を証明できる選手、守備の規律に優れたボランチ、パス能力と対人の強さが必須、年俸:約15万AUD(約1,500万円)」
その上で、岡田氏は条件に当てはまる選手や、その関係者等に対して「監督からの”直オファー”です。即戦力として一席を狙えるまたとないチャンス。ご興味ある選手・関係者はDMまたはLINEよりご連絡ください」と呼びかけた。
オーストラリア移籍を選択する日本人選手が増加傾向にあることについては、2025年1月に横浜F・マリノスからジェッツへ完全移籍した水沼が、「様々な日本人選手が『Aリーグでプレーするチャンスがあるかもしれない』と感じ始めています。日本人選手がオーストラリアに興味を持っていること、そしてオーストラリアのクラブも日本人選手に興味を持っていることは、タイミングの問題だと思いますし、その価値があるのは今だと思います」とコメント。「マリノスの選手はオーストラリア1部クラブ(への移籍)に興味を持っています」と元チームメイトの海外移籍志向にも言及していた。
小野伸二氏やFW三浦知良、MF本田圭佑といった日本代表のレジェンドもプレーしていたオーストラリア1部リーグ。MF三竿雄斗、DF岡本拓也が2024/25シーズン終了後にパース・グローリーFCを退団したとはいえ、今もなお日本人選手に対する同国クラブからの評価は高いと言えるかもしれない。