私と岡井さんの後方を釣り歩いていた秦店長は一段下のレンジに落ちている魚をダウンショットで狙い、タイプの違う魚をおさえの釣りでキャッチしていた。おそらくこの日の正解に近いパターンに早くたどり着いたため、連休の渋滞も考えて余裕をもって納竿した。

『柳川クリーク』でブラックバス連打【福岡】クランクベイトでの日陰狙い撃ちが的中狙い通りバスキャッチ(提供:釣具のポイント八幡本店 フィッシングマイスター 光田)

歴史ある釣り場を残そう

執筆にあたって、形や役割を変えて代々受け継がれていく柳川クリークの歴史を知ることができた。現在は農業用水だけでなく地元の釣り人にとっての「安近短」の釣り場としての役割も担い、また縦横無尽に流れる特異的な形状と安定した釣果から、近年は釣り雑誌やYoutubeで紹介される知名度のある釣り場となった。何より釣り人に向けた駐車場の設立などは稀有な例である。

『柳川クリーク』でブラックバス連打【福岡】クランクベイトでの日陰狙い撃ちが的中バスをゲット(提供:釣具のポイント八幡本店 フィッシングマイスター 光田)

反面、他の釣り場に比べても地域の暮らしと密接な距離と関係があるため問題が起きやすいということは各々が理解しておく必要がある。今後、柳川クリークの長い歴史の一部としてバスフィッシングという文化が溶け込んでいけるかどうかは私たちバスフィッシャーマンの立ち振る舞いにかかっている。

地域と釣りの共存という良きモデルケースとして進んでいけることを切に願っている。無論、どのフィールドでも「釣りをさせてもらっている」立場の私たち釣り人全員がマナーとモラルある行動を続け、地域と共存できれば、どの釣り場にも明るい未来が待っているだろう。

柳川クリーク釣行の際は、釣具のポイント八幡本店2Fルアースタジアムをぜひご利用を。豊富な品揃えと、親切丁寧なスタッフがみな様の釣りをサポートいたします!

<週刊つりニュース中部版 釣具のポイント八幡本店 フィッシングマイスター 光田/TSURINEWS編>