元広島東洋カープの高橋慶彦氏が、元中日ドラゴンズヘッドコーチの片岡篤史氏のYouTube『片岡篤史チャンネル』に出演。現役時代、対戦した外国人のなかですごいと思った選手を語った。
■高橋氏が語る強打者・クロマティ
動画では高橋氏がプレーした時代の外国人選手をトーク。片岡氏が、元読売ジャイアンツのウォーレン・クロマティ氏について、「どうでした?」と質問する。
話を聞いた高橋氏は「ピート・ローズの延長線ぐらいな感じやったね。 こうやって構えて、普通にパーンって回るから。腰を曲げて、クラウチングにして」とクロマティ氏のトレードマークだったクラウチングの構えをメジャー通算最多安打記録保持者のピート・ローズ氏に例えた。
■マニエル、ホーナーのパワー
高橋氏は「エグかったのはチャーリー・マニエル。ヤバい、ヤクルトにいた時は特に」とヤクルトスワローズと近鉄バファローズに在籍したマニエル氏を挙げる。
片岡氏が「赤鬼でしょ」とつぶやくと、「あとホーナーがいた。3連発を食らっているもん。バットが軽かったんだ、それでパーンと。3連発、みんな食らってんじゃない?」とヤクルトのボブ・ホーナーにも言及した。
■シピン、ポンセ、モッカ…
当時は学生だった片岡氏もホーナー氏について「当時、バリバリのメジャーが来たんですよね。ぴょんと打っていましたね」とコメント。
その後、2人は横浜大洋ホエールズと読売ジャイアンツに在籍したジョン・シピン氏、スーパーマリオの愛称で人気だったカルロス・ポンセ氏、中日ドラゴンズのケン・モッカ氏について語り合っていた。
■マニエル氏はMLBで世界一に
マニエル氏は1976年スワローズに加入。2年目に打率3割1分6厘、42本塁打、97打点と大活躍し、翌年も打率3割1分2厘、39本塁打を放ち、球団創設初優勝の原動力となった。
1980年に近鉄バファローズに移籍すると、パ・リーグでも打ちまくり、ホームラン王とMVPを獲得し、近鉄の初優勝にも貢献。1980年も2年連続ホームラン王と打点王になり、連覇に導いた。引退後は指導者に転身し、フィラデルフィア・フィリーズの監督としてチームをワールドチャンピオンになっている。
ホーナー氏は1986年にヤクルトに入団。93試合で31本のホームランを放ち、CMにも出演するなど人気となった。しかし、日本野球を下に見ていたそうで、チームメイトからの評判が悪く、わずか1年で退団した。