ヴァンフォーレ甲府 写真:Getty Images

 ヴァンフォーレ甲府は7月2日、オーストラリア1部セントラル・コースト・マリナーズからブラジル人FWミカエル・ドカを期限付き移籍により獲得したと公式発表。同選手の契約内容を巡り、両クラブの発表内容に違いが生じている。

 ドカの去就を巡っては、オーストラリアのサッカー情報を扱う『Futbol Australia』が6月28日の時点でマリナーズ退団が決定的と報道。移籍先候補に甲府を挙げていたほか、公式発表前に選手本人や妻が同クラブの公式インスタグラムアカウントをフォローしていることも話題になっていた。

 甲府はドカの期限付き移籍期間を「2025年7月1日から12月31日まで」とアナウンス。マリナーズも同選手の甲府移籍を公式発表しているが、こちらは「12カ月間の期限付き移籍」と公式サイトで明記しているが、両者の契約は2027年6月まで残っているとみられる。

 現在25歳のドカは、身長170センチで右利きのウインガー。ブラジル1部サントスのセカンドチームからの期限付き移籍を繰り返す中、2023年8月にマリナーズへ加入すると、海外挑戦1年目から主力選手として活躍。オーストラリア1部リーグ戦で2ゴール7アシストを挙げ、リーグ優勝やAFCカップ制覇に大きく貢献した。

 また2024/25シーズンはリーグ戦26試合の出場で3ゴール7アシスト。AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)でも7試合の出場で2ゴールと結果を残し、ヴィッセル神戸戦では1アシストをマークしていた。

 なお、ドカは甲府の公式サイトを通じて「ヴァンフォーレ甲府の一員になれる事をとても光栄に思います。Jリーグでの挑戦は自分のサッカーキャリアの新たな始まりであり、精一杯頑張ります。ヴァンフォーレ甲府に関わる全ての関係者の方々にに感謝いたします。チーム目標の為に自分が持ってるポテンシャルを出し最後まで戦います。共に戦い昇格しましょう!」とコメントを残している。