ビクトル・ギェケレシュ 写真:Getty Images

 プレミアリーグのアーセナルは攻撃力強化を目指し、ポルトガル1部のスポルティングCPに所属するスウェーデン代表FWビクトル・ギェケレシュを攻撃陣補強の最重要ターゲットにしていると噂されている。

 スポルティングはギェケレシュを今2025年夏の移籍市場で売却候補としている一方、移籍金を引き下げない姿勢を見せており、交渉が進まないアーセナルは代替候補としてブンデスリーガのRBライプツィヒに所属するFWベンヤミン・シェシュコの獲得を検討している状況だ。

 そんな中、UKメディア『デイリーメール』が引用したポルトガルメディアの報道によれば、ギェケレシュはスポルティングに対して移籍金を引き下げるよう強く要求しているとのことだ。また、ギェケレシュがポルトガルを離れる意志を固めていることを示す決定的な行動として、ポルトガル人の交際相手との関係を解消したことも同時に報じられた。この私生活での決断は、ポルトガルとの縁を完全に断ち切り、次のキャリアステップに進みたいという強い意志の表れと受け止められ話題となっている。

 ギェケレシュはアーセナルへの移籍実現に強い意欲を示していると様々な報道でも伝えられており、多くのアーセナルサポーターも彼がチームの有力な戦力になると期待している。同選手の得点力とフィジカルの強さは、アーセナルが攻撃面で不足している決定力を補う存在になり得るのは間違いないだろう。

 ただ、同選手とスポルティングとの対立が表面化しており、その事がギェケレシュの性格面での問題なのか、それともより高いレベルでプレーしたいという純粋な野心の表れなのかは慎重に見極める必要があると『デイリーメール』は伝えている。