
センターバックの補強を急ぐプレミアリーグのリバプールが、ブンデスリーガのRBライプツィヒに所属するフランス代表DFカステロ・ルケバ獲得を目指しているようだ。ルケバ本人もクラブからの移籍を希望しているとされ、リバプールは争奪戦に加わる見通しだ。
UKメディア『Daily Mail』は、ルケバには約7,800万ポンド(約154億円)の契約解除条項が設定されているが、ライプツィヒ側はそれ以下の金額でも移籍を認める非公式な合意を結んでいると伝えている。ただしルケバとクラブの現行契約は2029年まで残っており、安価での獲得は困難が予想される。
ルケバを巡っては、ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンやプレミアリーグのトッテナム・ホットスパーも獲得に乗り出している模様。過去には同リーグのマンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、ラ・リーガのレアル・マドリードなど欧州のビッグクラブも同選手に関心を寄せた経緯がある。
リバプールがセンターバックの補強を急ぐ背景には、クラブに所属するDFイブラヒマ・コナテの契約状況が影響している。コナテとクラブとの契約は残り1年で延長交渉は停滞しており、マドリードやリーグ・アンのパリ・サンジェルマンが移籍先として浮上している。
さらにリバプールはクリスタル・パレス主将のDFマーク・グエイ獲得にも意欲を示しており、同選手も移籍に前向きと伝えられている。グエイの契約は残り1年となっているため、条件次第では移籍が実現する可能性もある。
今夏のリバプールは積極的に補強を進めており、MFフロリアン・ビルツ、FWジェレミー・フリンポン、DFミロシュ・ケルケズの獲得に少なくとも合計1億6,950万ポンド(約332億円)という大金を投じている。