
かつて清水エスパルス、ベガルタ仙台、湘南ベルマーレでプレーしていたブラジル人FWクリスランは、2025年1月からフリーの身だったが、7月に入って新天地が正式決定。2024年につづき、タイ国内でプレーすることになった。
現在33歳のクリスランは、2017年にポルトガル1部SCブラガから仙台へ期限付き移籍。来日1年目はJ1リーグ戦で8ゴールをマークも、清水時代の2018シーズンに右ひざ前十字靭帯断裂という大怪我で長期離脱。2019年1月に清水を退団し、同年7月に湘南へ加入したが、湘南でもリーグ戦6試合の出場に終わり、2020年に契約解除でチームを離れていた。
湘南退団後は韓国2部・富川FC、ブラジル2部ブルスケを経て、2023年にタイ1部ナコーンラーチャシーマーFCへ加入。ただナコーンラーチャシーマーFCの2部リーグ降格もあり、同年7月以降はインドネシア1部バヤンカラ、ブラジルのリヴェルAC、タイ2部ナコンシ・ユナイテッドでプレー。2024/25シーズンのタイ2部リーグ戦では、10試合のスタメン出場で3ゴールを挙げるも、2024年12月以降は全試合でベンチ外。シーズン途中で退団していた。
しばらく無所属状態が続いていたクリスランだが、タイ2部トラートFCが1日、公式SNSアカウントで同選手の獲得を公式発表。契約内容は明らかにしていないが、日本やタイでの実績を紹介した上で、「国際レベルで多くの経験を積んでいる選手」と評している。
2012年設立のトラートFCは、直近5年にわたり昇降格を繰り返しており、2023/24シーズンは1部リーグで最下位に。2024/25シーズンは2部でも15位という結果に終わった。また、同クラブには過去に日本人選手が数名在籍。2024年にはFW堀越大蔵(現FC大阪)が所属していたほか、2025年6月にDF斎藤彰人がフィリピン1部カヤFCから加入している。