
ドイツの移籍市場が正式に開幕し、昨2024/25シーズンのブンデスリーガ王者バイエルン・ミュンヘンが、同シーズンのプレミアリーグ王者リバプールに所属するコロンビア代表FWルイス・ディアスの獲得に向けて本格的な動きを見せているようだ。
ドイツ代表のMFフロリアン・ビルツが、バイエル・レバークーゼンからバイエルンではなくリバプール移籍を選択したことや、ドイツ代表のFWレロイ・サネがバイエルンからトルコ1部のガラタサライに移籍したことで、バイエルンはウィンガー補強の必要性に迫られている。
『スカイ・ドイツ』のジャーナリスト、フロリアン・プレッテンベルク氏や移籍専門家のファブリツィオ・ロマーノ氏、さらにドイツメディア『ビルト』が報じたところによると、バイエルンはディアスに正当な関心を寄せており、同クラブのスポーツディレクターのマックス・エバール氏がこの夏の移籍可能性について交渉を開始するため接触を始めたとのことだ。
同メディアは、バイエルンがディアスに対してすでに初回オファーを提出したと報じているが、具体的な金額は明かされていない。
ディアスは2022年冬、ユルゲン・クロップ監督時代のリバプールにポルトガル1部のポルトから移籍した。現在のクラブとの契約は2027年6月まで続いている。
プレッテンベルク氏によると、ディアスは適切なオファーが届けばクラブを離れることに前向きだという。『Transfermarkt』による現在の同選手の評価額は7000万ユーロ(約118億円)とされている。
ディアスはリバプールでプレミアリーグ、FAカップ、カラバオカップ2回、コミュニティシールドを獲得し、2021/22シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ決勝にも進出した経験を持つ。リバプールで全大会通算148試合で41ゴール23アシストを記録する実績ある選手だ。