セレッソ大阪 写真:Getty Images

 明治安田J1リーグ第22節のセレッソ大阪対ガンバ大阪は、7月5日にヨドコウ桜スタジアムで開催。この大阪ダービーのチケットを巡り、SNS上でのチケット売買のやり取りで詐欺に遭ったという報告が見られる。

 Xでは、「セレッソ大阪 vs ガンバ大阪 チケットお譲りします」という投稿が確認されているが、当該SNSユーザーはミックスバック席を3枚、1枚あたり5,800円で販売。しかし、チケット購入を希望する人物から金額が支払われた後、購入者に対してチケットを渡さなかったという。

 被害に遭ったという人物は、チケット販売のSNS投稿のスクリーンショット画像をアップ。「許せない」などと怒りをあらわにして「電子計算機使用詐欺罪」にあたると主張。警察への相談を視野に入れていることを明かしたほか、グーグルフォームを通じて「大阪ダービー詐欺被害」の情報提供を求めている。

 C大阪は大阪ダービーをはじめJリーグ公式戦のチケット転売に関する声明を発表。観戦チケットがチケット不正転売禁止法の規制対象となる特定興行入場券であることを公式サイトに明記した上で、「転売業者や転売サイトを通じて購入されたチケットであることが確認された場合は、スタジアムへのご入場をお断りいたします」などと、転売チケットの購入を控えるよう呼び掛けていた。

 チケット仲介アプリなどでの高額出品が今もなお確認される中で発生したとみられるSNSを通じてのチケット詐欺被害。警察など関係各所の動きに注目が集まりそうだ。