
セレッソ大阪出身の日本代表DF瀬古歩夢は、2024/25シーズン限りでスイス1部グラスホッパーを契約満了により退団。一時、ブンデスリーガやリーグアン移籍の可能性が取りざたされていたが、新天地がスイス国内クラブになるとの噂が飛んでいる。
瀬古の去就を巡っては、2025年2月にMLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)ミネソタ・ユナイテッド移籍の可能性が報じられたほか、4月にはドイツメディア『Absolut Fußball』がブンデスリーガやリーグアン所属クラブからの関心をリポート。FIFAワールドカップ北中米大会の日本代表入りを目指す上での欧州5大リーグ挑戦が期待される中、グラスホッパーは6月17日に同選手の退団を公式発表している。
移籍金ゼロでステップアップ移籍の可能性も考えられるところだが、ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、瀬古にはスイス1部FCトゥーン移籍の噂があるとのこと。FCトゥーンは2024/25シーズンにスイス2部リーグで優勝し、5年ぶりに1部へ昇格。2023年まで名古屋グランパス出身のDFハーフナー・ニッキが在籍していたが、『トランスファーマルクト』は同クラブへの移籍確率を35%と見積もっている。
現在25歳の瀬古は、2022年1月、セレッソ大阪からグラスホッパーへ完全移籍。海外挑戦1年目から主力選手として活躍すると、2023/24シーズンはリーグ戦36試合でプレー。2024/25シーズンもリーグ戦37試合出場と、守備陣に必要不可欠な戦力だった。
そんな瀬古は、日本代表センターバック陣でDF渡辺剛(KAAヘント)やDF町田浩樹(ホッフェンハイム)らとメンバー枠争いを繰り広げている状況。町田がブンデスリーガへのステップアップ移籍を果たした一方、渡辺はフェイエノールト移籍の可能性が消滅している。スイス国内移籍となれば、他の選手の去就や新天地でのパフォーマンス次第では、日本代表で序列を下げる可能性も考えられる。