高井幸大 写真:Getty Images

 J1の川崎フロンターレは7月5日にクラブに所属する日本代表DF高井幸大がクラブを離れ、海外移籍に向けて準備を進めることを6月30日に発表した。

 川崎は公式発表で「7月5日の活動をもって高井がチームを離脱し、正式決定次第あらためて発表する」とし、5日のJ1第23節鹿島アントラーズ戦後に高井本人からサポーターへの挨拶が行われるが、翌7月6日に開催されるファン感謝デーには不参加となることも伝えた。

 英国を中心に海外の様々なメディアがこの情報を報道しているが、その中にはアメリカの大手メディア『Vox Media』傘下のスポーツ系ネットワーク『SB Nation』に属する、プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー専門メディア『Cartilage Free Captain』も含まれている。

 その『Cartilage Free Captain』の記事に対してサポーターからは高井の英語でのコミュニケーション面を懸念するコメントが投稿され話題となっている。

 サポーターのコメントによると、UKメディア『football.london』の記事を引き合いに出し、高井の英語力は限定的であると指摘されている。また、トッテナムに移籍したFWソン・フンミンも当初は英語を話せなかったが、加入後にイギリスのスラングを使いこなすまでに成長した事例が挙げられた。

 また、サポーターからは、ソンが元々ドイツ語を流暢に話し、ドイツ語を話すチームメイトがトッテナムへの環境適応を助けたと指摘し、続けてトッテナムには現時点で日本語を話せるスタッフがいるのかは不明だとし、高井の言語面でのコミュニケーション能力が不安に思われる形となった。