
アーセナルはイングランド、ヨーロッパを代表する強豪でありながら、近年は安定した成績を見せる一方でタイトル獲得には至っていない。2020年のFAカップ以来、5年間も主要タイトルから遠ざかっている。守備の安定感やトップ3常連の成績は評価されているが、引き分けの多さや前線の決定力不足が課題とされ、ファンからはトロフィーへの渇望が高まっている。
そんな中、UKメディアの『Fresh Arsenal』は、同クラブが2025/26シーズンでタイトルを手にするには「あと少しの改善」が必要だと指摘している。そして、DFウィリアン・サリバ、DFガブリエウ、FWカイ・ハフェルツ、MFマルティン・ウーデゴール、FWブカヨ・サカ、MFデクラン・ライス、FWレアンドロ・トロサール、MFミケル・メリーノら優れた戦力が揃い、プレミアリーグやUEFAチャンピオンズリーグで優勝を争えるレベルにあるとも伝えている。
一方で同メディアは、アーセナルの課題としてシーズンを通した怪我人対策と夏の移籍市場での補強を挙げており、特に15〜20ゴールを決められる「9番」の存在を重要視している。
ブンデスリーガのRBライプツィヒのFWベンジャミン・シェシュコ、ポルトガル1部スポルティングCPのFWビクトル・ギェケレシュらが、アーセナルのFW補強最有力候補としつつも、失敗した場合もセリエAユベントスのFWドゥシャン・ブラホビッチや現在フリーのFWジョナサン・デイビッド、アストンビラのFWオリー・ワトキンスらと豊富な選択肢を同メディアが紹介している。
加えて、ラ・リーガのレアル・ソシエダのMFマルティン・スビメンディ、ブレントフォードのMFクリスティアン・ノアゴール、チェルシーからボーンマスにローン移籍中のGKケパ・アリサバラガなどの補強計画もアーセナルは進めており、そこに現有戦力を加えれば、チームの完成度は確実に高まりつつあることを同メディアは論じている。