水が濁ると警戒心が薄れる半面、小さなルアーを水中で見つけにくくなるというデメリットもある。つまり、アピール力が不足してしまうのだ。だからこそ「ゆっくりアピール」なのだ。
そして肝心の動かし方だが、ブルブルと手元に感じるギリギリの巻きスピードを意識すると釣果は断然違ってくる。ぜひ意識するだけでもやってみてほしい。

夜はボイルが発生
最後は問題のナイトゲームについても触れておこう。現状はとにかく不調だ。この日は多少ながらボイルがあったので、中流域まで下って釣ってみたがやはり反応がない。昼間いたベイトもほとんど見られず、何より水面が驚くほど静かだ。これを見てしばらくはナイトゲームは厳しいと判断した。

しかし、これから状況が好転することも十分ありえる。例えばこの日のように雨の後だったり、風が強く吹いたり、ベイトの量が増えてボイルが連発したりと様々な要因ひとつで活性は確実に上がる。

そんな条件が揃うときに釣りに行けないこともあるが、知っておくだけでも釣りの幅は確実に広がる。そのためにもこの記事が少しでも参考になればと思う。

<宮坂剛志/TSURINEWSライター>