夫はそのまま、何も気づかずにスマホをポケットへ

私は平静を装いながら、心の中で考えていました。 「このタイミングで、“今夜来ない?”って何?」

それは、もはや“関係を持っている”というレベルの話。 少なくとも、浮気の入り口には立っている。

もしかしたら、もうとっくに始まってるかもしれない。 そう思った私は、あえて何も言わずに動き出しました。

そのLINEは“通知のみ”。でも、証拠は他にもあった

夫のスマホにはロックがかかっていて、詳細までは見られませんでした。 でも、通知に表示された名前は覚えていました。

私はすぐに調べました。SNS、会社のホームページ、交友関係──、 すると、その名前の女性が、夫の会社の別部署に勤めていることがわかったのです。

その後、夫の財布から出てきた「高級レストランのレシート」、 深夜の意味深な外出、身なりの変化…… すべてが一本の線でつながりました。

決定打は、相手の女からのDMだった

tonight-Ketteida.
(画像=『FUNDO』より引用)
数日後、私のSNSに“見知らぬアカウント”からメッセージが届きました。

「奥さんですよね? 彼、最近ちょっと冷たいんです」 「でも、こっちは本気です」

まさかの“挑発”。 でも、内心では「ちょうどよかった」と思いました。

私はすべてのやりとりを保存し、弁護士に相談。 慰謝料請求の準備を静かに進めていきました。

「ねぇ、これ見覚えある?」──静かな逆襲

ある夜、夫が帰宅してから、私は静かに切り出しました。 「あなたのLINE、通知で見えたよ。『今夜、家に来ない?』って」

夫の顔から血の気が引くのが分かりました。 私が提示したのは、通知のスクショ、女性からのDM、外食のレシート──すべてです。

夫は「軽い気持ちだった」「遊びだった」と言い訳しましたが、 私は淡々と告げました。

「じゃあ、軽い気持ちだったんでしょ?だったら、軽く慰謝料払って。私は本気で傷ついたから。」