北海道日本ハムファイターズの稲葉篤紀2軍監督がYouTube「名球会チャンネル」に出演。WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)でイチローが放った“伝説のヒット”について回顧した。
■稲葉氏がWBCを振り返る
ベルーナドームで開催された名球会のイベントに参加した稲葉氏に、10の質問をした今回の動画。そのなかでスタッフが「WBCではプレッシャーを感じた?」と質問する。
同氏は「2009年に遡るんですけど、決勝の延長で、ノーアウト1塁で内川聖一さんがヒットを打って、(サインが)送りバントだったんですよ。その送りバントのときに結構プレッシャーがかかったなっていう」と2009年に開催されたWBC決勝、日本対韓国の試合を挙げた。
■「あのバントはしびれました」
当時を振り返った稲葉氏は「成功はできたんですけど、バントで2塁に送って最後イチロー選手が、センター前ヒットで2点を取るという場面なんですけどね。あのバントはしびれましたね」と話す。
さらに「なかなかバントをする機会がなかったので。バントというのはわかってましたけど、流れとか色々あって。あそこはプレッシャーがかかったなというのはあります」と語る。
その後、動画では東京オリンピックで監督を務めた稲葉氏が「侍JAPAN監督再登板の可能性」について本音を告白していた。
■豪華なメンバーで2連覇
2009年のWBCは原辰徳氏が監督。イチロー氏、松坂大輔氏、ダルビッシュ有、田中将大、藤川球児阪神タイガース監督、岩隈久志氏、城島健司氏、小笠原道大氏、渡辺俊介日本製鐵かずさマジック監督など、豪華なメンバーが出場した。
日本は準決勝でアメリカに勝利し、決勝で大会5度目の韓国と対戦。9回裏の土壇場にダルビッシュが同点タイムリーを浴び、延長に突入する。
10回表、稲葉氏のバントなどでチャンスを作り、イチロー氏が林昌勇氏から決勝の2点タイムリーヒット。最終回はダルビッシュが抑えて、大会2連覇を達成した。
■稲葉氏がWBCで緊張した場面を語る
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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)