
横浜FC出身のU23日本代表FW斉藤光毅は、2024/25シーズン限りでイングランド2部QPRを期限付き移籍期間満了により退団。ベルギー2部ロンメルSKへ復帰することなく、イングランド2部ポーツマスFCへ移籍する可能性があるという。
英メディア『ポーツマスニュース』は30日に「ポーツマスはフリーで斉藤の獲得を完了できる。近日中に彼を連れてくるのは当然の決断だ」などとリポート。2024/25シーズンのイングランド2部リーグ戦39試合の出場で3ゴール3アシストをマークした同選手について、「彼はQPRで重要な役割を果たしていた。間違いなくポーツマスでも活きる」と評している。
ポーツマスは2024/25シーズンのイングランド2部リーグ戦で16位という結果に終わったが、攻撃陣ではFWジョシュ・マーフィーが7ゴール14アシストをマーク。同選手に退団の可能性があるというが、記事では「斉藤はマーフィーの彼の完璧な後任になると思われる」「ポーツマスはマーフィーを残留させ、斉藤のフリー獲得を目指すべきだ」と綴られている。
現在23歳の斉藤は、2020シーズン終了後に横浜FCからロンメルへ移籍。ロンメルで結果を残すと、2022年夏から2シーズンにわたりオランダ1部スパルタ・ロッテルダムへ期限付き移籍。2023/24シーズンに16試合のスタメン出場で3ゴール5アシストを挙げると、複数クラブからの関心が取りざたされる中、パリ五輪終了後にQPRへ1年レンタルにより加入していた。
QPR退団後、再びイングランド2部リーグの舞台でプレーする可能性が考えられる斉藤だが、移籍金ゼロでのポーツマス加入が見込まれているだけに、古巣の横浜FCに連帯貢献金が支払われない可能性も考えられる。