
明治安田J2リーグ第21節のサガン鳥栖対いわきFCが、6月28日に開催。フリーキックの場面におけるMF西澤健太(鳥栖)とDF五十嵐聖己(いわき)の行為に注目が集まっている。
いわきは0-1とビハインドで迎えた50分、左サイドでパスを受けた五十嵐が倒され、ハーフウェイライン付近でフリーキックを獲得。五十嵐が自らボールをセットした際、西澤はリスタートを阻止するかのように、キッカーの目の前に立った。
そして五十嵐がボールを蹴ろうとした瞬間、左足裏で西澤の右足を踏む格好に。両選手がその場で倒れ込むと、主審はホイッスルを鳴らして西澤に声をかける。そして両選手にカードが提示されることはなく、試合は再開された。
X上では、DAZNの中継映像から当該シーンのみを切り取った動画が拡散。リスタートを妨げた西澤の行為や、五十嵐が西澤の足を踏んだことを巡り、賛否含めて様々な意見が飛び交っている。
リスタートを妨げるために、一時的にキッカーの目の前に立つ行為については、特段カードの対象にはならない。一方、西澤の足が踏まれたことについては、故意の可能性が指摘されているが、小競り合いや乱闘騒ぎに発展しなかったほか、互いにカードなしというジャッジを支持する声も上がっている。
なお、鳥栖は31分に挙げたDF森下怜哉の先制ゴールによるリードを守り切り、1-0で勝利。J1自動昇格ラインから勝ち点7差の8位につけている。一方のいわきはJ3降格ラインから勝ち点4差の14位と、依然として厳しい状況に置かれている。