
日本代表GK野澤大志ブランドンは先日、FC東京からベルギー1部ロイヤル・アントワープへ完全移籍。近日中にアントワープへ合流するとみられるなか、現地メディアが同選手のプレースタイルを分析している。
野澤は日本代表GK鈴木彩艶(パルマ)のバックアッパー候補であり、パリ五輪のU23日本代表メンバー。A代表でのGKメンバー争いに割って入る選手のひとりとして期待されているが、5月25日のJ1第18節サンフレッチェ広島戦では自らのキックミスから失点するなど、自らのプレーで改善の余地を残している。
6月28日の横浜FC戦を最後にFC東京を離れた野澤。ベルギー『GVA』は6月30日、アントワープGK陣の特集記事を掲載しているが、日本人守護神について「反射神経は抜群」などとシュートストップ能力を称えたものの、「スタンドプレーでは、まだ課題がある」と改善点を指摘した。
アメリカ人の父と日本人の母を持つ野澤は、2017年からコンスタントに年代別の日本代表でプレー。2020年にFC東京でトップチーム昇格を果たすと、いわてグルージャ盛岡への期限付き移籍を経て、2023年からFC東京でレギュラーに定着。2024年1月1日の国際親善試合タイ戦でA代表に初めて招集され、その後のAFCアジアカップにも帯同。パリ五輪予選では出場機会があったものの、五輪本大会のピッチには一度も立たなかった。
なお、『GVA』は野澤の移籍金が100万ユーロ(約1億6,600万円)だと報道。アントワープのプレシーズントレーニングは25日からスタートしており、同選手は途中合流する見込みだという。