
FC東京、ベガルタ仙台、ヴィッセル神戸、横浜FCに在籍していたMF三田啓貴は、ポルトガル2部UDオリヴェイレンセを2024/25シーズン限りで退団。6月30日にタイ国内クラブへの加入が正式決定している。
三田の去就を巡っては、タイメディア『ボールタイ』が5月31日に「UDオリヴェイレンセを契約満了により退団した」と報じた上で、「タイ1部ナコーンラーチャシーマーFC移籍への準備を進めている」とリポート。すると、ナコーンラーチャシーマーFCも6月30日になって同選手との正式契約締結をアナウンスしている。
現在34歳の三田は、FC東京の下部組織出身。明治大学を経て、2012年にFC東京へトップチーム加入すると、同クラブで4年間プレー。その後は仙台、神戸と渡り歩き、2019シーズン途中でFC東京へ復帰しているが、神戸在籍時はMFアンドレス・イニエスタとFWダビド・ビジャに背番号を譲ったことで話題を呼んでいた。
また横浜FCでは、加入1年目の2023シーズンこそJ1リーグ戦31試合でピッチに立ったが、2024シーズンはJ2リーグ戦12試合の出場に。同シーズン限りで契約満了により退団し、UDオリヴェイレンセへ移籍したが、自身初の海外挑戦でもポルトガル2部リーグ戦6試合の出場に終わっていた。
ナコーンラーチャシーマーFCは、過去にジェフユナイテッド千葉元監督の神戸清雄氏がチームを率いていたほか、複数名の日本人選手が在籍。2024/25シーズンのタイ1部リーグ戦では16クラブ中13位だった。先日、横浜FCからプラチュワップFCへ移籍したブラジル人MFミシェル・リマと横浜FC時代のチームメイトである三田が、タイ1部リーグの舞台で直接対決する可能性も考えられる。