
ガンバ大阪所属の元日本代表DF半田陸に海外移籍の可能性がある模様。トルコ国内クラブからの関心が現地で報じられている。
トルコ『samsun haber』は6月30日に「トルコ1部サムスンスポルが半田陸の移籍交渉を開始」とリポート。独自に入手した情報として、「半田は欧州でのプレーに意欲的であり、サムスンスポルへの移籍に前向きな姿勢を見せている」「サムスンスポルはG大阪と移籍金に関する交渉を進めており、近日中に公式発表される見込み」と伝えているだけに、同選手の海外移籍は濃厚とみられる。
半田の移籍先候補であるサムスンスポルは、2024/25シーズンのトルコ1部リーグで首位ガラタサライから勝ち点31差の3位に食い込み、2025/26シーズンの欧州カップ戦出場権を獲得。記事では「クラブは欧州カップ戦を前に、守備陣のオプションに厚みを持たせたいと考えている。右サイドバックでは、ダイナミックでスピードがある若手選手を獲得することが求められている」と綴られているが、同クラブの補強ポイントに半田が合致したとみられる。
現在23歳の半田は、2019年3月にモンテディオ山形とプロ契約を締結すると、2021年から2シーズンにわたり右サイドバックのレギュラーとして活躍。一時ローマ移籍の可能性が報じられたが、2023年にG大阪へ完全移籍している。
そのG大阪でも、加入1年目から主力サイドバックとして躍動し、2023年3月には日本代表に招集。同年夏にはFW小田裕太郎擁するスコットランド1部ハーツへの移籍が破談に終わったことでも話題を呼んだ。また、2024年夏にはパリ五輪に臨むU23日本代表に選出されたが、大会直前の練習中に左腓骨を骨折して離脱。大舞台でプレーできなかった悔しさを味わっている。
2025シーズンもここまでJ1リーグ戦全22試合でスタメン出場と、G大阪にとって必要不可欠な戦力である半田。これまで何度も欧州移籍の可能性が報じられた有望株の去就に注目が集まっている。