バルセロナ 写真:Getty Images

 今2025年夏の移籍市場で欧州各地のビッグクラブが積極的な動きを見せている中、ラ・リーガのバルセロナも補強計画を進めている。昨2024/25シーズンはハンジ・フリック監督が就任初年度にも関わらずリーグタイトルを手にした。しかし、戦力の高齢化や層の薄さといった課題が指摘されており、限られた予算の中でどのような戦力補強を行うかが注目されている。

 UKメディア『FourFourTwo』は、バルセロナがプレミアリーグのアーセナルの主力MFトーマス・パーティを今夏の補強ターゲットとして本格的にリストアップしたと報道した。

 リバプールのFWルイス・ディアスやアスレティック・ビルバオのFWニコ・ウィリアムズといったウイング獲得の動きもあったが、現状ではアーセナルの32歳のパーティに狙いを移しているという。

 UKメディア『The Athletic』のデイビッド・オーンステイン氏は、パーティが6月末にアーセナルとの契約満了を迎えたため退団は確定しており、バルセロナへの移籍が濃厚と伝えている。

 スペインメディア『Fichajes』は、バルセロナが大きな資金を投じずに戦力を強化する戦略を掲げており、パーティのフリートランスファー獲得が理想的な補強であると伝えている。

 パーティとバルセロナの契約は2年+1年延長オプションで交渉中のようだ。パーティは過去にスペインで7年間プレーした経験を持ち、ラ・リーガ復帰に前向きだという。

 パーティのバルセロナ移籍は同クラブにとって財政難の中で戦力を確保するための重要な補強となりそうだ。