ズラタン・イブラヒモビッチ(マンチェスター・ユナイテッド所属時)写真:Getty Images

 FIFAクラブワールドカップ2025でメジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミが、リーグ・アンのパリ・サンジェルマン(PSG)と6月30日に対戦し0-4で大敗を喫した。

 その結果を受けマイアミのFWリオネル・メッシはSNS上で「全盛期を過ぎた」などと揶揄された。メッシは攻撃を組み立てようと奮闘したが、チーム全体はPSGに太刀打ちできず、マイアミは攻守両面で相手に脅威を与えられなかった。メッシの古巣との再会は悪夢の結果となった。

 そんな中、インドのメディア『NDTV』が30日に、メッシとバルセロナ時代(2009-2011)にチームメイトであったズラタン・イブラヒモビッチ氏(2023年引退)が、メッシを責める声に同調せず、マイアミの選手たちを痛烈に批判したことを報じた。

 「メッシの敗北?違う、負けたのはマイアミだ!メッシはチームメイトではなく石像とプレーしているようなものだ!PSGやマンチェスター・シティなどの本物のチームなら、メッシは真の力を見せていた」

「メッシはサッカーを愛しているから今もプレーしている。彼には他の99%の選手にできないことができる力があるが、マイアミの他の選手はセメント袋を抱えて走っているようなものだ。コーチもいない、スターもいない、ボールを持たない時の動きも理解していない選手しかいない」「今日のような状況ではメッシを責めるべきではない」

 最後に「本物のチームを与えればメッシは再びスタジアムを沸かせる。今もメッシはメッシであり、今回の敗北は彼ではなくマイアミの敗北であり、そしてサッカーそのものの敗北だ」と締めくくった。