
湘南ベルマーレの主力選手であるDF畑大雅が、ベルギー1部リーグのシント=トロイデンへの移籍を前提とした手続きに入ったことが複数の報道で判明した。クラブ間では既に移籍に関する合意が成立しているとされており、メディカルチェックを経て正式契約に至る見通しのようだ。
そんな中、湘南ベルマーレは6月29日、畑大雅選手が海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、チームを離脱したことを公式発表した。クラブは「メディカルチェックを経て、正式に契約を結ぶこととなる」と説明し、今後の動向については決定次第発表するとしている。移籍先については明言していない。この移籍話を受けて、サポーターからは様々な反応が寄せられている。
「(シント=トロイデンは)少し前にDF小川諒也(鹿島アントラーズ)とMF藤田譲瑠チマ(ザンクトパウリ)が抜けたが、畑とMF松沢海斗を補強した」「湘南は大丈夫なんですかね。いまの状況で主力2人抜ける(DF鈴木淳之介、畑)と、さすがに厳しいですから」「全く使われず戻ってきそう」
湘南ベルマーレは2025シーズンのJ1リーグで21試合を終えて、降格圏一歩手前の17位(20位中)と低迷しており、サポーターの心中も穏やかではないだろう。一方、移籍先とされるシント・トロイデンは2024/25シーズンのベルギー1部リーグのレギュラーシーズンを14位(16位中)で終え、降格プレーオフに回ったが首位で通過し、2部への降格は免れた。また、日本のDMMグループが、当クラブの経営権を取得しており、現在までに多数の日本人選手を獲得したことで知られている。
畑は湘南の重要な戦力として位置づけられており、今回の移籍が実現すれば、チームの戦力に大きな影響を与えることは避けられない。クラブは代替選手の獲得や既存選手の活用などで対応を迫られることになりそうだ。