
愛媛FCは6月25日、DF島佑成がスウェーデン1部のハンマルビーIFへ完全移籍すると公式発表。スウェーデン移籍の裏で、U20日本代表DF小杉啓太(ユールゴーデンIF)との会話があったという。
スウェーデン『Sportbladet』で28日に掲載されたインタビュー記事によると、島はハンマルビーIF移籍を決断するにあたり、すでにスウェーデンで成功を収めている小杉に連絡をとったとのこと。「僕と小杉選手の代理人が同じなので、小杉選手と代理人に質問しました。小杉選手は『ハンマルビーはとても良いチームだけど、ユールゴーデンのライバルクラブだよ』と言われましたね」と語ったという。
また、スウェーデン『aftonbladet』は「島は将来、ハンマルビーサポーターの人気者になる可能性を秘めている。下部組織でプレーするが、この夏の期間はトップチームでトレーニングを行う予定だ」と綴っている。
現在18歳の島は、ヴィッセル神戸でトップチーム昇格を果たせなかった後、2024年途中から愛媛U18でプレー。同年11月にクラブ史上初めて高校在学中でのプロ契約を勝ち取ったが、トップチーム公式戦での出場がないまま海外挑戦することになった。
一方、湘南ベルマーレ下部組織出身の小杉には、ステップアップ移籍の可能性が。5月以降、パリ・サンジェルマン(PSG)、アタランタ、ベンフィカ、セルティックサンダーランド、ニューカッスル・ユナイテッド、ノッティンガム・フォレスト、ニースからの関心、日本代表FW上田綺世が所属するオランダ1部フェイエノールト、DF毎熊晟矢擁するAZアルクマールの獲得リスト入りなどが報じられると、『FOOT SUR7』は6月18日にPSG移籍で個人合意に達した可能性を伝えている。
なお、ハンマルビ-は過去にスウェーデン1部リーグを1度優勝。2024シーズンのリーグ戦で2位に食い込むと、2025シーズンも13試合を終えて首位ミャルビーから勝ち点差ゼロの2位につけている。直近の移籍ウィンドウでは、2024年7月に京都サンガからスリナム代表GKヴァルネル・ハーンを完全移籍により獲得。先日には、浦和レッズ所属のスウェーデン代表サミュエル・グスタフソンの獲得に興味を示している可能性も報じられていた。