普段聞き慣れている自分の声でも、録音で聞くと「こんな声だったっけ?」と違和感を覚えることがあるだろう。あまりにもギャップがあるために、落ち込んでしまう人もいるようだ。
■約6割「録音した声で落ち込む」
Sirabee編集部が全国の10〜60代の男女693名を対象に調査したところ、「自分の声を録音で聞いて落ち込んだ経験がある」と回答した人は65.8%だった。

日常で聞こえる自分の声と録音されたものでは、ギャップを感じる人が多いようだ。
■思ったより低くてショック
自分の声を聞いてショックを受けた20代女性は、「友達と一緒に動画を撮ったのですが、自分の声が思っていたよりも低くてショックを受けました。しかも声量もなくて、元気がない感じがしたんです。普段からあんな声を出していると思うと、複雑な気持ちになりました」と話す。
家で再度、確認してみたそうで、「あまりにも信じられなくて、家に帰ってからもう一度、一人で声を録音して確認してみました。するとやっぱり、思ったよりも低い声で…。自分の話し方には、このような癖があるんだと気づきました。そして恥ずかしくなり、すぐに録音を消したんです」と続けた。
■周囲から声を褒められて
自分の声に自信がある30代男性は、「子供のころから声を褒められることが多くて、そこから声優に憧れるようになりました。そのため、自分の声を録音して聞くのが習慣になっていたんです。最初は違和感があったけど、繰り返すうちに自分の声が好きになってきました」と語る。
さらには、「声優になる夢は諦めてしまいましたが、今でも自分の声にはけっこう自信があります。たまに録音した自分の声を聞く機会もありますが嫌な気持ちはなく、むしろ『いい声だな』と思っているほどです」とも話していた。
■議事録の声が…
Xでは、「議事録作っているが、録音の自分の声って本当に気持ち悪いな」「自分が聴いてる自分の声はそこそこ好きなんだけど、録音された自分の声嫌いなんだよな」と録音された自分の声を苦手に思う人からの投稿が。
一方では、「前までは自分の顔も好きじゃなかったし声も嫌いだったけど、今はめちゃめちゃ自撮りするしボイス録音も楽しんでる」と自分の声を楽しんでいる人もいた。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ 調査期間:2025年5月3日~2025年5月6日調査対象:全国10代~60代の男女693名