
明治安田J1リーグ第22節の鹿島アントラーズ対ファジアーノ岡山が、6月28日に開催。鹿島が連敗を喫したが、FW鈴木優磨(鹿島)とMF藤田息吹(岡山)のコンタクトプレーが話題になっている。
後半キックオフから10秒後、鈴木と藤田は鹿島の自陣で浮き球を巡り激しく接触。鈴木が藤田を背負う形で右足でトラップした際、左手で藤田を抑えていたが、トラップが大きくなると、両者が手でやり合う格好に。鈴木は左手を藤田の頭部にかけ、そのまま同選手を投げ倒している。
このコンタクトプレーを受けて、主審はホイッスルを吹き、鈴木のファウルを取る。藤田が鈴木に抗議することはなく、主審は鈴木に注意を与えた上で試合を再開している。
このファウルに、インターネット動画配信サービス『DAZN』の中継で解説を担当した元Jリーガーの林陵平氏は「投げていますね」と指摘。「やりすぎには注意」と、鈴木に対してメッセージを送っている。
また、X上ではDAZNの中継映像から当該ファウルシーンのみを切り取った動画が拡散。鈴木による藤田を投げる行為や、鈴木に対してノーカードという主審のジャッジがファン・サポーター等の間で話題になっている。
なお、岡山は前半に鈴木の先制ゴールでリードを許したものの、50分にFW江坂任のゴールで同点に。59分にMF神谷優太が勝ち越しゴールを奪うと、その後は鹿島の反撃を振り切り、敵地で貴重な勝ち点3をつかんでいる。