
ポルトガル1部スポルティングCP所属の日本代表MF守田英正には、トルコ1部ベシクタシュからのオファーが報じられているが、実現の可能性は低いとみられる。
スポルティングとの契約延長を拒否したことにより、今夏移籍が濃厚とみられていたものの、同クラブが納得するようなオファーが届いていないこともあり、残留の可能性が浮上している守田。ポルトガル『Leonino』が伝えたところによると、ベシクタシュが同選手の獲得にむけてオファーを提示したほか、MF田中碧擁するリーズ・ユナイテッドも関心を寄せているという。
このベシクタシュ移籍報道には、ポルトガル紙『ア・ボーラ』が反応。「スポルティングと契約満了まであと1年となった守田は、すでに契約を更新しない方針を示しているため、ベシクタシュにとって有利に見えるかもしれない」とした上で、こう綴っている。
「守田の代理人から何度か問い合わせがあったにもかかわらず、ベシクタシュからスポルティングにはこの件に関して何の問い合わせがない。守田はトルコ移籍を望んでおらず、欧州5大リーグ、特にプレミアリーグでプレーすることを望んでいる」
ベシクタシュ移籍に乗り気ではないとみられる守田の意思にくわえて、スポルティングの要求額も1000万ユーロ(約16億円)とベシクタシュにとって高額である模様。記事では「移籍金1000万ユーロは、財政的な余裕からは程遠いベシクタシュにとって障害になる」と記されている。
なお、守田はこれまでMF本田圭佑の実兄・本田弘幸氏が手掛ける『エロエ株式会社』の顧客だったが、2025年1月7日までに『CAA Base』とエージェント契約を締結。CAA BaseはMF田中碧(リーズ・ユナイテッド)、DF板倉滉(ボルシア・メンヒェングラートバッハ)、FW古橋亨梧(スタッド・レンヌ)など複数の日本代表選手を顧客に持っている。