マーク・グエーイ 写真:Getty Images

 日本代表のMF遠藤航が所属するプレミアリーグのリバプールが今2025年夏の移籍市場で大規模な補強を行う中、日本代表MF鎌田大地が所属するクリスタル・パレスのイングランド代表DFマーク・グエーイの獲得に近づいているようだ。

 UKメディア『The Standard』の報道によると、今回の交渉はリバプールがグエーイ側に5年契約を提示したことで進展が見られたという。グエーイはパレスとの現行契約が残り1年で契約延長の意思を持っていないと伝えられており、クラブ側は来2026年夏にフリーで退団されるより、今夏の売却を望んでいる。

 今回の交渉の争点は移籍金にあるとみられており、パレスはグエーイの評価額を7000万ポンド(約138億円)としているものの、リバプールはこれを満額で支払う考えはない模様。

 同国メディア『The Mirror』によれば、最終的な移籍金は4000万ポンド(約79億3,527万円)程度に落ち着く可能性が高いとされている。グエーイが移籍すれば、2021年に同選手をパレスへ売却したチェルシーは売却益の20%を得られる契約条項を設定しており、少なくとも800万ポンド(約15億7,191万円)を受け取る見込みとなっている。

 リバプールは昨2024/25シーズンにリーグを制したものの、アルネ・スロット監督の下で更なる戦力強化を進めており、6月にはブンデスリーガのバイエル・レバークーゼンからMFフロリアン・ビルツとDFジェレミー・フリンポンを獲得、ボーンマスからDFミロシュ・ケルケズも加えた。これら3選手の移籍総額は1億8600万ポンド(約365億4,712万円)に上るとされ、今夏だけで2億ポンド(約396億5,169万円)以上を投資する可能性がある。