日本は、気が付けば社会主義に足を踏み入れ、「大きな政府」への道を突き進んできました。
■社会主義化した日本、重すぎる国家の背負い袋
年金、医療、介護、子育て支援…。もちろん、社会保障は必要です。ですが、私たちの国は「どこまでも与えよう、いつまでも支えよう」という幻想を広げすぎました。
結果として何が起きているのか。
歳出は膨張し、税も社会保険料も上がり続け、現役世代は可処分所得を奪われる一方。企業は成長への投資が難しくなり、家計も将来への余裕を失っています。このままでは、国も、現役世代も、高齢者も、誰一人として幸せになれない「共倒れ」の未来が待っています。
これはもう「優しい社会」でも「豊かな社会」でもありません。ただの沈没です。
■いまこそ「しゃがむ」勇気を
私たちは、一度、給付を減らすという現実に向き合わなければなりません。
なぜなら、「高く飛び上がるためには、一度しゃがむ」ことが必要だからです。
給付も負担も規制も、いまの日本はあまりに過剰です。これらを一度スリムにして、自由で、軽やかに動ける社会を取り戻しましょう。
痛みは伴います。しかし、それは次の成長への“助走”です。
■スリムな政府こそ、成長と豊かさを取り戻すカギ
私たちが目指すのは、社会保障を完全に否定する「自己責任社会」ではありません。 本当に困っている人はしっかり支える。一方で、「何でも国がやってくれる」という依存の構造はリセットしなければなりません。
給付を絞り、規制を減らし、民間の活力を解き放つ。 それによって経済成長を実現し、結果的に税収も社会保障も持続可能にしていく。
私はそのために、歳出削減、規制緩和、社会保障改革を断固として訴えていきます。
■共倒れか、再生か。選択のときは、いま。
逃げずに、耳障りの良いことだけを並べるのではなく、真正面から「一度しゃがむ」政策を語り、実行する政治家が必要です。