
元柏レイソル所属選手のケニア代表FWマイケル・オルンガは、2024/25シーズン限りでカタール1部アル・ドゥハイルSCを退団。Jリーグ移籍待望論が湧いたほか、一時浦和レッズからの関心が報じられたものの、新天地も中東クラブになる見込みだ。
中東クラブ移籍の可能性を巡っては、現地メディア『alarab』は6月5日に「UAE1部アル・アラビSCはオルンガ獲得に向けての交渉が難航」と報道。中東や欧州からオファーが殺到しているだけに、新天地決定が長期化する可能性も考えられた。
しかし、同メディアは13日に「オルンガはアル・アラビSC加入間近」とリポート。すると、UAEメディア『MAフットボール』は23日に「アル・アラビSCとオルンガは2年契約を結ぶことで合意」などと、同クラブ加入で落ち着いたことを伝えている。また一部報道によると、両者の契約には1年間の契約延長オプションが含まれている可能性があるという。
現在31歳のオルンガは、2018年8月から2シーズン半にわたり柏に在籍。絶対的ストライカーとして、J1昇格に貢献したほか、2020シーズンにはJ1リーグ戦で28ゴールを挙げ、J1リーグ得点王とJリーグMVPのタイトルを獲得。2019年のJ2最終節で京都サンガから8ゴールを奪うなど、驚異の得点能力でサポーターに衝撃を与えた。
2020シーズン終了後、柏からアル・ドゥハイルSCへ移籍した後も、持ち前の決定力を発揮。2021/22シーズン、2022/23シーズンと2年続けてカタール1部の得点王に輝くなど、在籍4年半で通算130ゴールをマークした。また、2023年2月のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦では、日本代表DF谷口彰悟とマッチアップし、再び日本のサッカーファンから注目を浴びていた。