
韓国1部・光州FC所属のアルバニア代表FWヤシル・アサニには、J1最下位の横浜F・マリノスへ移籍する可能性が取りざたされている。そのアサニの去就に光州FCのイ・ジョンヒョ監督が言及した。
横浜FMからの関心は、韓国メディア『スポーツ朝鮮』の関係者が6月17日に報道。「正式オファーや交渉はないが、興味は持っている」「光州FCは移籍金として100万ドル(約1億4,500万円)を要求」などと伝えていた。一方、本人は22日のリーグ戦後に「(自分に興味を持っているチームは)横浜FMだけではない。どうなるか分からない」などとコメント。複数クラブからの関心を明かしている。
『スポーツ朝鮮』は22日の時点で「アサニの横浜FM移籍は決定事項」と報じているが、韓国『聯合ニュース』が伝えたところによると、イ・ジョンヒョ監督は28日に行われたリーグ戦後の会見で「あるクラブとの交渉は破談したと聞いている。今は別のクラブからオファーを受け続けている」とコメント。獲得失敗に終わったクラブや、現在も獲得を狙っているクラブの名前は明かしていない。また、指揮官は「アサニは我々のもとにいる間、ベストを尽くすと約束した」と、去就が不透明であるアタッカーのプロ意識も語っている。
現在29歳のアサニは、身長175cmで左利きのアタッカーであり、北マケドニア、アルバニア、スウェーデン、ハンガリー国内クラブを渡り歩いた後、2023年1月に光州へ移籍。加入1年目から韓国1部リーグ・プレーオフあわせて33試合の出場で7ゴール3アシストをマーク。2024シーズンはコンディション不良や欧州選手権(EURO2024)のアルバニア代表招集により、シーズン前半戦はほぼ全試合欠場も、7月下旬以降はリーグ戦8試合のスタメン出場で3ゴール。AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)の横浜FM戦でハットトリックを達成したほか、川崎フロンターレ戦でも決勝ゴールを奪うなど、Jリーグクラブ相手に通用することを証明している。