
湘南ベルマーレ下部組織出身であり、スウェーデン1部ユールゴーデンIF所属のU20日本代表DF小杉啓太には、FIFAクラブワールドカップ参戦のパリ・サンジェルマン(PSG)へ移籍する可能性が報じられている。日本代表FW前田大然、MF旗手怜央擁するセルティックなど複数クラブからの関心も取りざたされるなか、ユールゴーデンIF幹部が同選手の去就について語った。
小杉の去就を巡っては、5月以降、PSG、アタランタ、ベンフィカ、セルティックサンダーランド、ニューカッスル・ユナイテッド、ノッティンガム・フォレスト、ニースからの関心、日本代表FW上田綺世が所属するオランダ1部フェイエノールト、DF毎熊晟矢擁するAZアルクマールの獲得リスト入りなどが報じられるなど、水面下で大規模な争奪戦が繰り広げられているとみられていた。
ただ『FOOT SUR7』は6月18日に「小杉はPSG加入で合意」とリポート。個人合意に達したというが、クラブ間交渉については「PSGが好条件のオファーを提示すれば、小杉はパリへ渡ることになる。交渉はクラブW杯終了後に進むだろう」と伝えている。
小杉の獲得を狙うクラブに対して、800万ポンド(約15億6,000万円)規模の移籍金を要求しているとみられるユールゴーデン。スウェーデン『Sportbladet』が6月27日に伝えたところによると、同クラブのヤニ・ホンカヴァーラ監督は移籍の可能性について、「以前からずっと噂はあった。ヨーロッパで良いシーズンを過ごしたとき、多くの関心があった。彼はいい選手だし、もし彼を失うことになれば、代わりの選手を見つけなければならない」とコメント。
「(小杉が移籍するとなれば、)かなりの金額で売れるだろう。お金も使えるといいね。どうなるか様子を見よう」と高額移籍を予想しつつも、移籍先候補や正式オファーの有無には触れなかったという。