サミュエル・グスタフソン 写真:Getty Images

 浦和レッズ所属のスウェーデン代表MFサミュエル・グスタフソンには、複数クラブからの関心が報じられているが、古巣BKヘッケンの幹部が再獲得の可能性に言及した。

 スウェーデン『Sportbladet』は6月25日に「グスタフソンには母国復帰の可能性がある。BKヘッケンが接触」とリポート。浦和、選手サイドの意向が古巣復帰の可能性を左右するとみられるが、両者の契約は2026年まで残っている模様。『FotbollDirekt』は同選手の年俸が800万スウェーデン・クローネ(約1億1400万円)だと伝えている。

 一方、スウェーデン『fotbollskanalen』で6月27日に掲載されたインタビュー記事によると、BKヘッケンのマルティン・エリクソンSD(スポーツディレクター)は、2025年夏の移籍期間で3選手程度を獲得する意向を示したが、グスタフソンを迎え入れる可能性についてはこう語ったという。

 「具体的なことは何もない…コンスタントに連絡はとっている。我々が良いコンタクトを取り続けること以外には何もない。彼はチーム作りの重要な部分を担ってきた。今のところ新しい報告は何もない。我々はオープンに話している。彼の将来がどうなるか、彼が何をしたいのかを踏まえた上で、話を進めるつもりだ」

 なお、グスタフソンにはBKヘッケンのみならず、スウェーデン1部ハンマルビーIFも関心を寄せている模様。『エクスプレッセン』が6月9日に報じたが、記事では「グスタフソンと浦和は高額契約を結んでいる。現時点では、ハンマルビーIF移籍が実現する可能性は低い」とも綴られている。これらの報道内容を踏まえると、グスタフソンが2025シーズン途中で浦和を去る可能性は現時点で低いとみられる。