
プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーでの2年間(2023-2025)を終えたアンジェ・ポステコグルー監督は、昨2024/25シーズンのリーグで22敗を喫し17位(20位中)に沈んだ。昨シーズンのUEFAヨーロッパリーグ(EL)優勝でクラブに17年ぶりのタイトルをもたらした直後に職を失い、無職の状態が続いている。
そんな中、UKの大手メディア『BBCスポーツ』は、アメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルスFCのスティーブ・チェルンドロ監督が10月に退任し、選手時代を過ごしたドイツへ戻る予定であると報じた。
チェルンドロ監督の後任候補として元J1の横浜FM(2018-2021)やスコティッシュ・プレミアシップのセルティック(2021-2023)でも指揮を執ったポステコグルー監督が検討されているという。
ロサンゼルはチェルンドロ監督体制の元、2022年にサポーターズシールドとメジャーリーグサッカーカップを制し、2024年には全米オープンカップを獲得するなど、4年間で3度のカップ決勝に進出している実績がある。
またロサンゼルスには元フランス代表のエースストライカーのFWオリビエ・ジルーや元同国代表のGKウーゴ・ロリスといった元プレミアリーグ選手が在籍しており、クラブは来2026シーズンも当然タイトル争いを視野に入れている。
しかし、ポステコグルー監督が過去4年間に欧州で複数のタイトルを獲得した実績があることから、欧州での監督再就任も十分に考えられる。同監督がロサンゼルスで監督就任を受け入れるかについては現時点では未知数といえるだろう。