次のアタリは私のサオ。テンションを保ったまま慎重に寄せ、見よう見まねでヤエンをセットする。滑らせるように投入すると、なんとか無事に掛かってくれたようだ。こちらもメスのキロオーバーで、良型連発となった。
ここからエギングを再開。根気よく丁寧に探り続けていると不意にサオ先が絞り込まれた。これも良型のようだ。慎重に浮かせてキャッチしたのは、この日4匹目となるキロオーバー。

干潮で失速&爆風到来
その後は午前10時の干潮時刻を迎えて、小康状態となった。再び潮が動き始める上げ始めに狙いを絞るが、これからという時に急に風が吹き始めた。沖を見ると白波が立っている。
風の勢いは収まることを知らず、午後からは立っていられないほどの爆風。遮るもののないイカダの上、エギングではラインが流されて何をやっているのかも分からないような状況だ。
ヤエンでは一度だけアタリがあったが、残念ながらイカがアジを離してしまったようだ。

2人で良型5杯のアオリイカ
風は一向にやむ気配を見せず、反応も遠のいた午後4時すぎに撤収。目標の2kgには届かなかったものの、2人でキロオーバー4匹を含む5匹のアオリイカをキャッチして満足の結果となった。

メスの個体はリリース
今回メスの個体は撮影後にリリース。アオリイカの産卵期は、4~6月がピークと言われる。今後もしばらくは良型が期待できるシーズンだが、資源保護の観点からもメスの個体は積極的なリリースをお願いしたい。

<週刊つりニュース中部版APC・川中みちよ/TSURINEWS編>