アーセナル 写真:Getty Images

 日本代表DF冨安健洋が所属するプレミアリーグのアーセナルが、今2025年夏の移籍市場でオランダ1部アヤックス・アムステルダム所属DFヨレル・ハトに関心を寄せているようだ。

 アーセナルはMFマルティン・スビメンディ(レアル・ソシエダ)、GKケパ・アリサバラガ(ボーンマス)の獲得交渉が進行しており、MFクリスティアン・ノアゴール(ブレントフォード)、FWベンヤミン・シェシュコ(RBライプツィヒ)、FWビクトル・ギェケレシュ(スポルティングCP)との交渉も続けている。

 一方で、チーム内ではDFガブリエウ、DFユリエン・ティンバー、冨安、DFベン・ホワイト、DFリッカルド・カラフィオーリら複数選手が負傷離脱を繰り返しており、守備陣の強化が急務なのは周知の事実だ。

 さらにDFキーラン・ティアニーが今夏にスコティッシュ・プレミアシップのセルティックへ移籍したのに加え、DFオレクサンドル・ジンチェンコの移籍も濃厚と噂されており、左サイドバックの補強候補としてハトの名前が挙がったようだ。ハトはセンターバックや左サイドバックとしてプレー可能であり、加入が決まれば同ポジションを主戦場とする怪我で離脱中の富安の強力なライバルとなるのは間違いないだろう。

 アーセナルは他にもDFマイルズ・ルイス=スケリー、カラフィオーリ、DFヤクブ・キビオルを左サイドバックで起用している実績があり、年内の復帰が見込めない冨安を除いても3人の選択肢が残っている。そんな状況下でホワイトやティンバーの負傷問題を抱える右サイドバックの補強を優先すべきとの見方もある。

 ただアーセナルは以前からハトを詳細にスカウティングしていたようで、他クラブからも同選手への関心が高まっている中、いち早く獲得を狙う可能性も否定できない。